
まち未来製作所は、東京都千代田区、神奈川県横浜市を対象に一般家庭向けの電力サービス「Pikaでんき」の提供を開始した。また、さまざまな自治体・企業と連携し、エネルギーの循環を通して、こどもたちの未来を応援するプラットフォーム「e.CYCLE(いいサイクル)こども未来プロジェクト」がスタートする。
一般家庭向けに「Pikaでんき」の提供を開始
「Pikaでんき」は、自然エネルギーを活用することで、電気代の一部が地域活性化やこどもの未来につながる取り組みに還元される新しい電力サービス。
地方で生まれた電力を地域内および需要の多い都市部で活用し、地域を超えたエネルギー需給のバランスを整えるとともに、エネルギーを通じた社会的価値の循環を目指している。
これまで千代田区、横浜市と連携し、施設や法人向けに「e.CYCLE」として電力を提供してきたが、このモデルを一般家庭向けに広げるべく、「Pikaでんき」として千代田区、横浜市より電力の提供を開始する。
地域と都市のエネルギーに関する課題
日本各地では、太陽光や風力などの自然エネルギーが生まれているが、発電量に対して地域内での利用が追いつかないケースも少なくないそう。一方、都市部ではエネルギー需要が高いものの、自然エネルギーを十分に生み出すことが難しいという構造的な課題があるという。
こうした「地方は発電力、都市は利用量が大きい」という状況に着目し、地域と都市が連携する新たなエネルギー循環モデルとして「e.CYCLE」はスタートした。また、電気代の一部を地域活性化の原資として、地域に還元するなど、社会的な循環に取り組んでいる。
地球と家計にやさしく、こどもの未来を応援

「Pikaでんき」は、地方で生まれた自然エネルギーを、地域内および都市部で活用。電力の地産地消と広域利用を組み合わせる(需給バランスを最適化する)ことで、持続可能な循環を生み出す。
「Pikaでんき」は、自治体や地域の施設、地域の家庭などが協力し「みんなで電気をまとめて買う」状態をつくることで、電気の仕入れ価格そのものを下げることが可能。小売会社の入札制度(リバースオークション)により、最も抑えた価格で電力を提供できる会社を選定する。
利用者が支払う電気代の一部は、地域活性化やこどもを支える取り組みに活用され、地域に還元される。自治体や企業が連携することで、日常の電気利用が、地域の未来への投資につながる仕組みになっている。
「e.CYCLEこども未来プロジェクト」について
「Pikaでんき」提供開始にあわせて立ち上げられた「e.CYCLEこども未来プロジェクト」は、自治体や企業が連携し、エネルギー循環を通してこどもの未来を応援するプラットフォーム。プロジェクトを推進するパートナー、電力をつくる、つかう、つなぐ(小売会社)サポーター、プラットフォームを運営するまち未来製作所で構成されている。特定の法人が主導するのではなく、地域と参加者が主役となる循環づくりを支える役割を果たす。
このプロジェクトでは、電気の利用によって生まれた「地域活性化原資」を、防災ワークショップや地球温暖化対策の活動、まちづくり活動、屋内遊具の設置など、こどもの未来につながる活動に投資。子どもたちが「安心して暮らせる地域環境づくり」などを、エネルギーの循環を通じて持続的に支援していく。

また、アンバサダーにタレントのあべこうじさんが就任。「Pikaでんき」や「e.CYCLEこども未来プロジェクト」について、生活者目線でわかりやすくナビゲートする。申込などの詳細はHPで確認を。
自然エネルギーを通して新しい循環を目指していく「Pikaでんき」や「e.CYCLEこども未来プロジェクト」に注目だ。
Pikaでんき HP:https://pikadenki.com
Pikaでんき Instagram:https://www.instagram.com/pikadenki_machimirai
Pikaでんき LINE:https://lin.ee/UzI4VURK
(yukari)